メインコンテンツ

ワイン チリ おすすめのその他の情報

Question:

ワインに詳しい方。どうか助けてくださいお願いします。

娘の誕生年に買ったワインがあり、
妻は娘が20歳になったときに家族で一緒に飲もうと用意していた物でした。

でも、私はそうとは知らず、間違えて飲んでしまいました…。

妻には泣かれ、
口も聞いてもらえず、
探せどなかなか見つからず…

どうしても、そのワインが必要なんです。
助けてください。


ジョルジュ デュブッフ
ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2007
輸入元 サントリー株式会社
赤い花柄

のワインです。

京都近郊で有力な情報をお持ちの方。
またインターネットでの販売先などをご存知の方は
ぜひ、ご連絡ください。

よろしくお願いします

Answer:


先の方が既にお答えですが、残念ながらこの品は既に市場から消えています。

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2007
「ヌーヴォー」というのは「新酒」を意味します。
新酒の意味はおわかりかもしれませんが、フレッシュ感がウリなので、生産者もバイヤーも長期に渡る消費を想定しておらず、そのような商品展開もしていないということです。


以上を踏まえて、わたしからご提案です。
仕方が無いので他の品を探すしかありません。

先ず、価格。
2007年のヌーヴォーの市場状況がどうだったかよく憶えてませんが、
恐らく上記品は1,500前後〜2,000円くらいではないかと思われます。
この価格ですが、一般的に、2027年に飲むことを考えると先ずは不足と考えます。

次にお品。
ボジョレはヌーヴォーでなくとも、そもそも長期熟成タイプではありません。
長期を想定した品を選んだ方が良いと言えます。
この、長期を想定した品 というものがおおかた高額である場合が多いです。
最安でも3,000円くらいの予算はご用意いただきたいです。
それでも、ワインの味のみを純粋に専門的に見た場合には2007年ということを合せて考えるとあまり美味しくは育たないかも知れない点に触れておきます。

生まれ年のワインということに大きな意味があり、実際のところ味云々て関係ないところが多いですね。しかし、品を間違えると本当に飲めたものでなくなるという品もあります。


具体的な銘柄ですが。
入手が容易な品を考えると、流通量が多いボルドーの赤ワインが良いと思います。
楽天から拾ったURLを参考にご紹介します。

http://item.rakuten.co.jp/enoteca/0100155813a7/#0100155813a7
5,000円弱で少々高く感じるかもしれませんが、検索抽出したリストをパっと見る限りこれは一番コストパフォーマンスが優れていそうです。
ボルドーの中でも一番力強いタイプを産する村のワインです。20年の時を考えるとこういったタイプが理想です。

http://item.rakuten.co.jp/inoue-sakaya/16000009/
熟成に耐え切れるか不安はありますが、そもそものクオリティはかなり高いです。
因みに、サントリーが所有しているシャトーです。

http://item.rakuten.co.jp/co2s/10002233/
こちらも10年目を越えると退化のイメージが容易い品ですが、こんなに安かったのかと感心します。

http://item.rakuten.co.jp/wakitawine/15075174/
こういったものは絶対に間違いが無い品ですね。ラベルもかわいいし(笑。
高いですがわたしから見ると安いです。


最後に、重要な事
保管です。日本ではこれがネックになってきます。
冬はまだマシですが20回もの夏を過ごす事はワインにとりかなり致命的です。京都の夏は盆地なのでとんでもなく暑いと聞いたことがあります。
わたし福岡出身で、博多で祇園際あるので本場京都の祇園際を見てみたいと話したときに聞きました。

1本用の保管用具があります↓
http://www.w-cellar.com/device/device1shop.html
ワイン以上に高くつきますが。検討の価値はあると思います。
日本においてはこのようなセラーを用いるのが一番確実です。
先の方が長期保存を目的としてないと仰っていますがそれでも無いよりは断然良いのです。それに、一般の消費者がそこまで気にするほど大差が出るものでもありません。

上記品は高く無理かも知れないので、対応策をご説明します。
温度の変化により対応します。
気温が20度を超える前あたりか越えた辺りから冷蔵庫に入れるしかありません。長期間冷えすぎるのもワインには問題で、なので3〜4ヵ月を越えない範囲で調整すると良いと思います。冷蔵庫に入れる時期を調整すると良いでしょう。
瓶全体をラップで覆い、その上からしっかり濡らした新聞紙で巻きます。庫内の他の品が濡れないようビニール袋などに入れて、できれば野菜室で保管します。新聞紙が乾かないよう気をつけてください。
冬は暖房の影響に注意し、且つ冷えすぎないところに保管します。
春秋辺りは押入れや階段下などで良いかと思います。

目安として、ワインにとっての最適温度は12〜14℃です。
また、日本の四季の温度変化の「波」もまた問題でリスクだということにご留意願います。


以上、参考になれば幸いです。
またわからないことあれば補足でもお願いします。
元ソムリエからでした。

娘さんが健やかに育つと良いですね。


 

関連商品

リンク集