ワイン コノスルの詳細

ワイン歴約25年のアマチュアです。赤に限って書きます。
それぞれ代表的なものを挙げるとすれば、ボルドーでは『Chateau Mouton Rothschild（シャトー・ムートン・ロトシルド）』。予算の範囲内で入手できるものの中で最も有名と思います。
もうちょっと予算を上乗せできれば、『Chateau Margaux（シャトー・マルゴー）』に手が届きます。
ブルゴーニュはちょっと複雑です。ボルドーがシャトー単位で一つのブランドになるのに対し、ブルゴーニュは村単位になります。『Clos de Vougeot（クロ・ド・ヴージョ）』や『Nuits Saint Georges（ニュイ・サン・ジョルジュ）』などがあります。なぜこうなっているのかは、しかるべき本を読むのがいいと思います。
注意すべきは、同じシャトー、村のワインでも、ブドウの収穫年によって出来不出来があり、値段も大きく違ってきます。
ですから、「シャトー○○を飲んだことがある」と人に自慢したとして、そのワインの年代が大ハズレの年だったりすると赤っ恥をかくことになってしまいます。
この収穫年による出来具合のことがいわゆる「ビンテージ」です。誰かとワインの話で盛り上がりたい場合は、よく調べて頭に入れておきましょう。
さて、こんな私はどんなワインを飲んでいるか…実は普段は一本千円程度かそれ以下のものしか飲みません。かつては高価なワインを買ってきてはコレクションにしたりしていましたが、98年のサッカーW杯のときにフランスへ行き、パリのシテ島にある超有名ワインバー『タヴェルヌ・アンリ・キャトル』でグラス一杯50フランのポムロール（ボルドー、シャトー名は不明）を飲んで大きなショックを受け、以来安物ばかり飲むようになってしまいました。本当に美味いフランスワインはフランスに行かなければ飲めないことを知ったからです。
ちなみにこの店『タヴェルヌ・アンリ・キャトル』では、ものの味の分からないアメリカ人にはボージョレしか飲ませないそうです。日本ではボージョレは人気がありますが、現地では安物の代名詞のようなワインです。
さて、これはボルドーのメドックだ、ボルドーのサン・テステーフだ、ブルゴーニュだ、ボーヌだと、味の違いを覚えるにはどうすればいいか…ひたすら飲みまくるしかありません。体を壊さないよう気を付けて、飲みまくって下さい。