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ノンアルコール ダブルゼロのその他の情報

Question:

ノンアルコールビールは勤務中(休憩時間)に飲んでもいいのか?

だってお酒じゃないんですよ?

Answer:

法律上の解釈と社内規程は必ずしも一致しません。例えば会社の服務規程全てが法律で定められているものでもなければ、その逆もまた然りです。そして一般的な会社の人事労務管理の観点から言えばノーです。
会社の人事管理上、例えばノンアルコール飲料を飲んでいる姿を見た者(社内外・上司部下など問わず)が、それが「ノンアル」か「アル」かを瞬時に判断出来るかどうか不明です。さらにノンアルコール飲料は、必ずしも0.00%ばかりとは限らず、0.5%なり1.0%なりのアルコールを含んでいるものも有り得る訳です。
となると、0.00%だから良いというのはあくまで本人の詭弁であり、周囲の人間がわざわざその飲料が0.00なのか0.5なのかをチェックする必要も無ければ、チェックする作業は上司の職務や注意義務でさえも有り得ません。よって、周囲から貴方は「ビールを飲んでいる」と思われても仕方が無い行為をしていることになります。仮にビールでは無いと事実を強弁しても、周囲へ勘違いさせる行動は現に慎め、となるでしょうし、周囲の人間も勘違いであろうとなかろうと仕事中にビールを飲んでいる奴が居る(?)ことの不快感(特に外部の人間に見られたときの上司など)、ノンアルが明らかにアルをイメージさせる悪印象、などは、会社人として為すべき姿であるかということです。
さらには例え0.5%であっても、ノンアルだからと言って1日に20本も飲めばどうでしょうか。体質にもよりますが、摂取量・酩酊状態など、規定量を超えたアルコール摂取にならないとも限らない訳です。すなわち、法律上「ノンアルコール飲料」は清涼飲料水であっても、実質は「低アルコール飲料」なのです。
となれば、社内の服務規律上、アルコール摂取物・酩酊状態になる可能性のある飲料としての用飲禁止の判断は法律を超えて認めうるものだと思われます。会社として疑わしきは罰しても(正確には制限しても)問題は無い訳です。ましてや社会的認知状況・コンセンサスとして、ノンアルコールはビールの代替品です。そしてノンアルは清涼飲料や嗜好品だと言っても、数多ある清涼飲料やその他飲料の中に於いて、業務中にノンアルを選択して飲む必然性は全く有りません。
本質問は、会社にスーツを着ていかねばならないなんて法律は何処にも無いよ、って言っているのと同レベルです。社会常識、社内規範、他人の目、程度、ってものを考えれば飲む人は居ないはずです。イッパシの社会人・普通の企業であれば。
世の中、法律と言う理屈だけで動いていません。法律で既定されていても官公庁の現場では無視されている実態があったり、法令そのものが死文・廃文化されているものもあり、不条理であっても社会規程で定められていて法律上の問題は無かったりします。そして社内規程は法の制限を超えていなければ何を規定しても良い訳ですから、そのような質問者や実行者が多発するなら、ノンアル用飲禁止事項を条文化すればよいだけです。そしてそれが法の下の自由制限に掛かるものでも、不条理でもなんでもないことは上述の通りです。それらは社内規程にわざわざ規定化させるレベルのものでもありませんので、単に上司に聞いてみて許可を貰えばよいだけの話です。それを認めてくれる会社・上司であればそれは大丈夫ということになるだけです。


 

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