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ノンアルコール モヒートのその他の情報

Question:

ノンアルコールのビール風飲料は、どうやってアルコール無しでビールのような風味を作り出しているのでしょうか?
製造工程には、発酵という段階はないのでしょうか?
カロリーやプリン体の量、苦味なんかはどうやって調整しているのでしょうか?

Answer:

昔の、アルコール1%未満のビールテイスト飲料は途中までビールと同じ造り方をして、それからアルコールをどうにかして抜くという工程を経て造られていたようですが・・・。

今の「ノンアルコールビールテイスト飲料」は発酵をしていません。他の方の質問でたまたまキリンのウェブサイト開きっぱなしだったのでキリンフリーを例に取りますと・・・。
ラベルに「ORIGINAL YEAST-FREE PROCESS」と書かれています。この「YEAST」が酵母のことで、イーストフリーつまり「酵母が自由に働けるよう環境を整えた」ではなく「酵母がない」造り方をしています。酵母がないわけですから、当然、発酵もしていないということです。
原料を見ますと、「麦芽、食物繊維、果糖ぶどう糖液糖、ホップ、酸味料、香料、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、苦味料、甘味料(アセスルファムK)」です。
食物繊維の役割は分かりませんが、苦味についてはホップと苦味料(一般的にはこれがホップのことだと思われるのですが、実際に何を使っているかは分かりません)でできますね。とりあえず麦芽を使って麦芽風味を出し、果糖ぶどう糖液糖、甘味料で甘みを出し、酸味料で酸味、調味料でうまみを出し、ホップ、香料で香りをつける。
こう言っては何ですが、ビールが麦芽とホップ、酵母だけ(実際には水の硬度なども影響しますが)であの香り、風味、苦味を出しているのに対し、ノンアルコールビールテイスト飲料はさながら料理を造るようにいろいろな調味料をどかどか入れて無理やり味を作っているようなものです。カロリーやプリン体に関しては、圧倒的にビールよりも少なくなりますね。別にそれは調整したわけではなく、結果そうなった。ということです。ビール(一般的なアルコール度5%前後のもの)に限ればカロリーのだいたい60%はアルコールによるものですから、そのアルコールがないためカロリーも必然的に低くなります。プリン体についても、麦芽の量を減らせば必然的に減ります。
がんばってカロリーやプリン体を減らした。というわけではなく、がんばったのはいかにビールっぽい味に仕上げるかということで、がんばってビールっぽい味に仕上げた結果、たまたまカロリーとプリン体が減った。と考えるほうが適当ですね。


 

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