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ノンアルコール ビールのその他の情報

Question:

ノンアルコールの「ビール」は
店舗によって未成年への販売が異なるらしいのですが
ノンアルコールの「チューハイ」等は
販売可能とありました。(Wiki参照)
てことはチューハイの購入は可能ですよね。

スーパーとかでお酒のコーナーに陳列されていますが
実際そこからノンアルコールのものを選べば
未成年でも購入はできるんですか?
未成年が買いにくいように
お酒のコーナーに置いているらしいですが…

また、コンビニとか個人店のような酒屋とかでは
未成年に販売されているんでしょうか?
もし止められた場合
それって法律に触れますか?

長々とすみません。
回答お願いします。

Answer:

未成年の飲酒を禁止する根拠は、未成年者飲酒禁止法です。この法律には、次のように書かれています。「満20歳未満の者の飲酒を禁止する。」 その他には、アルコール飲料を販売するときの手続きや、販売した者への罰則が書かれています。

ビールでもチューハイでも、ノンアルコールとされていても、実際はアルコールを含んでいる場合があります。アルコール0%と書かれていても、1%未満のアルコールが含まれている場合があるのです。酒税法では、1%未満のものはアルコール飲料ではありません。単なる清涼飲料水です。しかし、アルコールが含まれていることには変わりありませんから、ノンアルコールといわれる飲料を飲んで車を運転すれば、飲んだ量によっては酒気帯び、飲酒になることがあります。また、酒税法においてはノンアルコールであっても、0%を超えるアルコールを含んでいれば、アルコール飲料であることには変わりありません。ですので、未成年者飲酒禁止法によって規制される場合があるのです。

酒税法に基づき、ノンアルコールをうたっていても、実際にアルコールが含まれている場合があるので、ノンアルコールのビールやチューハイは、アルコールと同じ棚に置かれています。また、ノンアルコールであっても、アルコール0%と表示されているものについては、0.5%未満は四捨五入でゼロですが、0.0%と表示されているものについては、0.05未満であることから、実質的にアルコールを含んでいないと考えて差し支えないと言うことになります。0.00%と表示されているものについては、事実0%と変わりありませんよ。(0.005%未満の飲料で酔っ払うには相当飲まなければならない、と言うか、飲めない)

ノンアルコールと書かれているものは酒税法上ではアルコールなしと看做されますが、実際は0.5%未満のアルコールを含んでいる場合があります。ですので、年齢チェックが入ることが多いのです。未成年がアルコールを買う・飲むことが法律に触れるかどうかはあくまで未成年者飲酒禁止法によりますので、0.5%未満であっても、0.05%未満であっても、アルコールが含まれていれば法律に触れることになります。ただし、0.005%未満(すなわち、アルコール0.00%と表記のもの)については、含まれているアルコールが実害を及ぼさないレベルのものであることから、法律に抵触する可能性は低いものと思われます。

アルコールひとつとってみても、いろいろ法律があって面倒くさいですね。腐っても法律ですから、守るようにしましょう。

【補足】 個々の店に任されていると言うよりは、個々の系列に任されていると言った方がよいでしょう。また、同じ系列でも、セブンイレブンとイトーヨーカドーでは対処が違います。ノンアルコールであっても0%のものもあれば0.0%のものもあることから、消費者の誤解を招かないように、ノンアルコールであってもアルコールの売り場に置くようにしていることは変わりません。これは強制によるものではなく、流通業界における共通のコンセンサスです。実際に販売するときに、0%でレジが警告するか、0.0%でレジが警告するかは、系列の判断に任されています。


 

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