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焼酎 長雲のその他の情報

Question:

焼酎って腐りますか?

賞味期限もあるのですか??

Answer:

賞味期限のある焼酎

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一般に清酒は早く飲んだ方がいいようですが、焼酎ではあまり賞味期限はいわれません。むしろ長く置いておく方が熟成するのでいいという感もあります。そういう意味では焼酎に賞味期限はないと言っていいと思います。
でも、私の知っている中でひとつだけ賞味期限のある焼酎があります。

かっぽ酒
それは、福岡の「博多小女郎」という米焼酎です。厳密に言うとその「かっぽ酒」で、米焼酎を青竹の筒に詰めたものです。毎年、秋口の10月から3月までの期間限定で発売されます。

度数は35度と高めですが、竹の精分が焼酎に染み出し、竹の香りが漂って、度数を感じさせないまろやかさを醸し出します。

竹筒への詰め日から2週間目くらいが飲み頃で、1か月が賞味期限となっています。


さて、この「賞味期限」とは、一体何を意味するのか・・・


「竹貯蔵」
樽貯蔵の焼酎は、容器からにじむ香味が焼酎にアクセントをつけます。では、この「竹貯蔵」の焼酎はどうでしょうか。

この焼酎の場合は、竹の精分が米焼酎といい具合に絡んで存在感を保ちつつも邪魔していない。竹の香もすがすがしい。結果、生で飲んでも35度という度数の高さを感じさせない優しさがあります。

もともと清酒を竹筒に詰めるという飲み方は結構やられている方法ですが、清酒つまり米の酒と竹というのは相性がいいんじゃないかと思うんです。ゆえにこの焼酎の場合も、中に詰められているのが麦焼酎だったら違う評価になるでしょうね。それから、同じ米焼酎でも常圧の球磨焼酎だとしたら合わないかも知れません。焼酎自身に強い香気がありますから。

さて問題はここから。竹筒に長く入れておいて竹味が米焼酎の味に優り、助演男優が主役になってしまったとき、それは米焼酎から竹焼酎へと変わり、あまり美味しいとは思えなくなりますのでご注意。

すなわちそれが賞味期限。

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